仕事をしているとき、どうしようもなく眠くなってしまう。
それが1日2日間だけのことではなく、もう何日も何週間も続いている…
キチンと寝ているはずなのに、どうして眠くなるんだろう?
もし、あなたが今、そんな状況に陥っているのであれば、
こちらの記事で、ぜひ原因と対処法を学んでいってください。
眠気に襲われる理由がわかって、さらにそれを解消する方法がわかれば、今抱えている「眠くて眠くてたまらない」という悩みも解消できますよ。
仕事中に眠い時の対処法 昼間に目を覚ます方法を伝授します。
いつも仕事中に眠くなるのは何故なのか?
最も多いのが、昼食後に眠くなるパターンです。
では、どうしてそのタイミングで眠くなるのでしょうか?
メカニズムとしては――
昼ごはんを食べると血糖値が上がります。
すると、内臓が血糖値を下げようとして、すい臓からインシュリンというホルモンを分泌します。
インシュリンによって血糖値が一気に下がると、低血糖状態となり、眠くなってしまうわけです。
じゃあ、最も有効な対策方法は何か?
昼ごはんを食べないのがベストですが、それは難しいと思うので…
糖質を控えるようにしてください。
特に、お米や麺類などの炭水化物。
これが眠気を引き起こすトリガーになるんです。
今炭水化物中心の食生活をしているなら、白米を玄米に変えたり。
肉類・魚類を積極的に食べて、ご飯ものは食べないようにする。
食生活を変えれば、すぐに効果を感じられますよ。
それと、甘いもの…お菓子・スイーツなどの甘い物も、強い眠気の原因になります。
砂糖を摂れば、当然のように血糖値が一気に上がりますから。
なので、おやつはナッツやチーズなどのたんぱく質に変えるなどの工夫をしてください。
おやつは食べてもいいけれど、糖質は極力減らすようにする、ってことですね。
昼食後に眠くなる場合は、原因もすぐわかるし、食事を変えればいいんだな、というのがわかるので、比較的対処もしやすいです。
でも、朝からずっと、眠くて仕方がない…という場合は、どうすればいいのか?
1日中眠くて、仕事にならない場合の対処法は?眠くならない方法
もし、あなたが1日中眠くてたまらない場合。
その原因は何なのか?と言えば。
まず真っ先に考えられるのが、不規則な生活習慣です。
たとえば、夜遅くまで起きていたとか。
いつも長い昼寝をしていて、夜の睡眠時間は短めだとか。
あるいは、寝る時間が不規則とかね。
その場合は、生活習慣を整えることが、解決の手段になります。
毎日同じ時間に、同じ行動をする。
睡眠時間を6時間以上は確保する。
でももし、生活習慣が原因ではないな、と自分でわかっていたなら。
概日リズム(サーカディアンリズム)が崩れてしまっていることを疑って下さい。
概日リズムとは、すべての生物が持つ、昼と夜を作り出す1日のリズムのことです。
この概日リズムが崩れると、ホルモンの分泌などがおかしくなり、1日中眠くなってしまうんです。
じゃあ、どうやって解決すればいいの?
この周期を整えるためには、日光を利用します。
具体的には、朝起きてすぐに日光を浴びる。
すると、眠気の原因と言われているメラトニンの分泌を止めることができ、結果1日中続く激しい眠気を止めることができます。
朝起きたらすぐに日光を浴びる。
これを習慣にするだけで、仕事中ずっと眠くて仕事にならない・・・という悩みを解決できます。
わざわざ外に出るのが面倒なら、窓のカーテンを全開にしておいて、朝日の光で目を覚ますような環境にしておくのも良いかもですね。
即効性のある眠気の対処法は?
さて、ここまでは根本的な眠気の対処方法を挙げてきましたが――
実はほかにも、色々な眠気対策・目を覚ますコツがあります。
特に効果があるのは、仮眠を取ること。
少しの時間だけ、眠気に負けて寝てしまうわけですね。
コツはだらだら昼寝をしてしまうわけではなく、短い間寝ること。
基本的に、眠たくなるっていうのは生理現象なんですよね。
だから、無理して眠気を我慢するよりは、一度眠ってスッキリしたほうが結果的に仕事に集中できるようになるんです。
じゃあ、昼寝は何分するのが一番効果的なのか?
答えは、15分~30分です。
これ以上の時間になると寝過ぎになってしまって、スッキリ目を覚ませなくなります。
夜に寝付きが悪くなったりもしますしね。
仮眠する時間が大切になる、ということです。
ほかにも、
- 体を動かすことで頭をすっきりさせる
- コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれる飲み物を飲んで眠気解消
- 目薬をさすなど刺激を与えて、目を覚ます
- フリスクやブラックガムなどの清涼菓子を食べる
- 顔を洗う
- 窓を開けて空気を入れ換える
といった対処方法が考えられます。
結構効果のある方法ばかりなので、あなたもぜひ試してみてください。
眠い、だるい、やる気出ない…仕事で集中するための方法は?
もし、眠気だけでなく、だるさややる気が出ないことでも悩んでいるなら。
上記で挙げた眠気解消対策と同時に、こちらの方法も利用して下さい。
そもそも眠気を感じるのは、仕事で集中できてない、ということも原因の1つと考えられます。
面白いことをやってるときなんかは、昼食後だろうが眠くならないじゃないですか。
たとえば今、あなたがハマってる趣味とか、オンラインゲームとか、スマホとか。
集中力を発揮してるときは、眠気を感じないものです。
じゃあ、集中力を発揮するためには何をすればいいのか?
一番難しくて、でもできればすべての問題を解決できる方法は、今やっている仕事に興味を持つことです。
ゲーム感覚で取り組むというか。
たとえば、メール返信の業務なら、「この相手に対して、いかにわかりやすく説明するか?」を考えてみる。
接客の仕事なら、どうやってお客さんに笑顔になってもらうか?を考えて、色々工夫してみるとかでしょうか。
それが難しいなら、仕事が終わった後の「ご褒美」を自分に与えるという方法もありです。
- 今日の仕事が終わったら、美味しいご飯を食べに行こう
- 次の連休には旅行しようかな。連休を楽しむために、今の仕事は早めに終わらせよう
- この作業が終わったら、チョコレートを食べよう
など。
先の楽しみを持てば、集中力を発揮することができます。
あなたも仕事が終わった後の予定や、休暇の予定は早めに立てて、モチベーションUPに利用してみてはいかがでしょうか。
ほかには、集中力を高めるメカニズムを利用するのも良い方法です。
どうしたら集中力を高めることができるのか?
っていうのは、既に長年研究されているテーマなんですよね。
研究の結果、わかっているのは
- デッドライン効果が有効
- 適度な休憩が集中力を高めてくれる
ということです。
デッドライン効果とは、仕事の締め切りを設けて、その期日ギリギリにやった方が集中力が高まるというものです。
- 作業の締切は明日なのに、まだ半分も終わってない!
- テストは明日からなのに、全然勉強してない!
なんて状況になると、人は自分でも信じられないくらいの集中力を発揮して、効率よく作業を進められるようになります。
つまり、自分をうまく追い込むことができれば、それが集中力に繋がるわけです。
それと、適度に休憩を取ることで、集中力が持続することもわかっています。
最も有効なのは、45分集中して15分間休憩する、というパターンを繰り返すこと。
辛くなる前に休憩を入れることがポイントになります。
60分90分120分とぶっ続けで仕事をするよりも、適度に休憩を入れたほうが、作業効率は断然良くなるってことですね。
25分仕事をしたら5分休憩する、ポモドーロ・テクニックというものもあります。
興味があれば、ネットで調べてみてください。
眠気を解消する方法と同時に使えば、仕事の効率も断然良くなりますよ。
眠い!を根本から解消する、とっておきの2つの方法
眠気対策も、探してみれば色々な方法があるわけですが。
特におすすめの方法が2つあります。
それは――
1.身体を動かして体力を付ける
寝ても寝ても眠いのは、体力が低下している証拠です。
特にデスクワークなんかだと、どんどん体力が落ちていってしまいますから。
だから、普段から身体を動かして、体力をつけてください。
ジョギングとか筋トレまでとは言いません。
ウォーキングとか軽いストレッチ、ラジオ体操から始めてもいいと思います。
慣れたら身体を動かす時間を増やすとか、もっと負荷のかかる運動に変えていくなどすれば、どんどん体力も付いてきますよ
2.私生活を充実させる
仕事がキツイとか休みたいとか。
行くまでが辛い、などと思って日々を過ごしていると、気分的に滅入ってきます。
そうすると、やる気もなくなってくるし、精神的な面でだるさが抜けなくなっていく。
だから、頑張る気力を持つために、私生活を充実させてください。
趣味を持ったり、休みの日には家でダラダラ過ごすだけでなく、好きなことをする。
毎日が充実していれば、仕事をしていても楽しくなってきます。
理想論とか精神論とか思うかもしれませんが…
人生を楽しくするために動いていくと、眠気とかやる気とか、そういった悩みも自然と解消していくものなんです。
些細なことが気にならなくなっていくというか。
気分が良くなってくると、人生ってうまく回り出すものなので。
仕事中に眠いときの対処方法 さいごに
仕事中、眠気が襲ってくる…
という場合でも、解決方法は色々とあります。
何せ、眠くなるのにも明確なメカニズムがあるわけなので。
その原因と適切な対処方法がわかっていれば、対策も簡単ですよね。
あるいは、目を覚ますための各種グッズも世の中には色々とあるので、それを使ってもいいですし。
もっと根本的な解決がしないなら、身体を動かして体力を付けたり、私生活を充実させて、仕事に集中できるような環境を作るのもお勧めです。
集中すれば、眠気って感じにくくなるものですからね。
1日中眠い、という悩みにも、解決方法は色々あるってことです。
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