仕事でパソコンを使っていたら、手首や指が痛くなってきちゃった。
筋肉痛かな?と思って放っておいたら悪化して、ずっと痛いまま…
どうしてだろう?と調べてみたら腱鞘炎だとわかった。
腱鞘炎の特徴はコレ↓
- 手首または親指の付け根が痛む
- 手や腕がしびれる
- 手首から肘にかけて不快感を感じる
- 手・指に力が入らない
- 腕に重みやだるさがある
原因は、1日の大半、プライベートや仕事でパソコンを使っていることです。
でも、会社の作業でキーボードやマウスを操作しないといけないから、やめることもできないし。
どうにかパソコン腱鞘炎を治す方法ってないの?
そこで今回は、パソコン腱鞘炎の手首の痛み対策・予防法と治療方法について解説していきます。
パソコン腱鞘炎の手首の痛み対策!症状が出始めたらすぐに予防しよう
パソコン腱鞘炎とは、読んで字のごとくパソコンを長期間に渡って使い続けることで起こる腱鞘炎のこと。
厄介なのは、筋肉痛のときのように、放っておいても治らないところ。
それどころか、手首を使い続けるにつれ、どんどん悪化していく。
逆に言えば、手首を固定してまったく使えない状態にしておくと、だんだんと良くなっていきます。
なので、症状に気づいたら早めに対策を取ってください。
そもそも、パソコン腱鞘炎は手首や指の使いすぎが原因ですので。
キーボードやマウスの使用回数を減らしたり、適度に休憩を入れることで、ある程度軽減させることが出来ます。
また、それ以上にPCを使った腱鞘炎の原因になりやすいのが――
「マウスやキーボード操作時に余計な力が入っていること」
「パソコンを使う時の姿勢が悪いこと」
が考えられます。
つまり、
手首や指に力を入れすぎている状態=常に筋肉が緊張し続けている
ということなので。
普通に使用するよりも肘や手首に負担がかかりやすくなり、疲れやすくなるんです。
その結果、パソコン腱鞘炎の原因となる炎症が起きやすくなってしまう。
また、パソコンを使う時の姿勢が悪いと、肩甲骨がうまく使えなくなります。
腕全体の力が使えず、肘から手首の部分だけでPC操作をすることになる。
すると、肘や手首に余計な負担がかかってしまうわけですね。
どちらも短時間のことなら問題ないのでしょうが、何時間も毎日そのやり方をしていると…
周りの人と比べて、腱鞘炎の症状が出やすくなるんです。
じゃあ、腱鞘炎の予防をしようとするならどうすればいいか?
パソコン腱鞘炎の予防対策
まずは、パソコンを利用するときは正しい姿勢でいることを意識する。
そして、できるだけ手首に負担がかからないようにマウスやキーボードを操作してください。
つまり、こういうやり方をしてください、ということ↓
肘の角度は90度にして、手首が曲がらないように
肘の位置が下がったり肩が上がらないように姿勢を維持する
気づいたら早めに矯正しましょう。
本気で対策するなら、こういったアイテムを使ってください。
快適な椅子・猫背を矯正する高性能なデスクチェアを使って、身体への負担を軽減するわけですね。
毎日ずっと不快な症状が続いている……
というほど酷くはなく、たまに痛むくらいなら、この方法だけで改善する可能性もあります。
でも、もし頻繁に手首や指が痛くなるほどの腱鞘炎にかかってしまっているのなら。
マウス&キーボード腱鞘炎の治し方は?痛くなったら病院で治療すべき?
パソコン腱鞘炎になってしまって、自力では治せないな、と感じたら。
早めに病院に行ってください。
何科かと言えば、整形外科です。
投薬やレントゲン検査、注射などが必要になるかもしれないので、接骨院や整体ではなく。
軽度・中度・重度と、症状がどのくらいなのかにもよりますが…
病院で診てもらったら、あっという間によくなった!って人もいます。
実際、整形外科で注射1本するだけで、あっという間に痛みがひいて、今まで通り過ごせるようになったという体験談もありますし。
出してもらった鎮痛剤や湿布もほとんど使わずに過ごせたり。
場合によっては、初回の通院1回で完治までイケることもあります。
でも、それは早めに気づいたから、ということもあるでしょう。
初期なら簡単に済む治療も、放っておけば入院が必要になるレベルになる可能性もある。
なので、腱鞘炎だとわかっているなら、早めの受診をおすすめします。
中度~重度になってくると、湿布薬だけでは治せませんからね。
手首をしばらく使わずに安静にしていられるならともかく、事務仕事・デスクワークで手を酷使しなければならない状況なら尚更。
それと、腱鞘炎だと思い込んでるけど、実は違う病気だった、なんてことも考えられます。
たとえば、手首の神経を圧迫してしまって手根管狭窄症になっているとか。
でも、軽度だから大丈夫そうとか、自力で治す方法が知りたい、という場合は。
まずはこちらの方法を試すのもいいでしょう。
ひとまず様子見をして、悪化していると感じたら病院にかかるという方法もあります。
PC腱鞘炎の対処方法 グッズや民間療法で治る?効果のあるストレッチ法は?
手首と指のストレッチ
指を1本ずつストレッチしたり、マッサージする。
また、手首・肘・前腕部のストレッチをするのも効果がある方法と言えます。
なお、お風呂に入って手を温めると、腱に負担がかかりにくくなります。
なので、湯船に浸かって軽く手のストレッチをするのはお勧めの方法。
ただし、やりすぎると逆効果になりかねないので、気持ちいいからと言ってやり過ぎないこと。
それから、お風呂から出たら塗り薬や貼り薬を使用してください。
適度に休憩を取る
仕事で手首を使い続ける必要がある場合は、数時間ごと(できれば1時間ごと)に休憩を挟んでください。
少しの間休むだけでも、ある程度回復できます。
ぶっ続けでやるよりも負担が軽減されますよ。
なお、休憩時間にお湯やホッカイロなどで手を温めるのも効果的です。
コンピューター周辺機器を替えたり、PCグッズを利用する
- 軽いマウスに交換する
- 柔らかいタッチでも入力できるキーボードを使う
- リストレストを利用する
パソコンの各種便利グッズを利用して、手首・指の負担を軽減する方法もあります。
特に、安価で手に入るリストレストは効果の高くオススメできます↓
サポーターやテーピングをする
手首をできるだけ動かさないように固定する。
対策方法は色々とありますが、やっぱりこれが一番の基本になります。
腱鞘炎専用の利用しやすいサポーター、もしくは安価な固定テープを巻く。
ただし、血行が悪くなると痛みが増すので。
テーピングの場合はきつくしすぎないように注意が必要です。
それと、夜寝るときは外すこと。
昼間に手首を保護するときにだけ使うようにしてください。
腱鞘炎に対する民間療法・すぐにできる対処法にも色々とあります。
適度に利用すれば、治りも早くなるでしょうし、パソコン腱鞘炎の予防にも繋がるでしょう。
ただ、こういった方法を利用してもなかなか治らない場合もあります。
たとえば、
- パソコンやスマホの操作を何時間もしている
- 料理をするために重い鍋を振っている
- ピアノやギターを使って毎日演奏している
など、毎日手や腕を酷使していたら、なかなか治らないものだし、むしろ悪化する可能性も高いので注意して下さい。
手首の痛みがなかなか取れない場合
上記で紹介した方法を試してみてはいるんだけど、全然良くならないし、一日中痛みや不快感がある。
そんな状態であれば、今すぐ整形外科(手の外科専門医)を受診されてください。
自分で対策しているだけじゃ、治らないな、とわかったら。
実は、腱鞘内注射をするだけで、痛みは緩和します。
安全に治したいなら、安静を保つというのが唯一の治療法になりますが…
注射を数回すれば、それで完治する場合も多いんです。
だから、我慢はし過ぎないこと。
それと、鎮痛剤や消炎剤の処方、低周波療法や鍼灸などの物理療法といった治療をすることもあります。
ただ、それでも治らないとか、腱鞘炎の癖がついてしまっていて再発を繰り返す場合は、手術をして腱の開放を行ないます。
パソコン腱鞘炎にかかったら、安静にしているしかない…
なんて思い込んでいる方は多いですが、意外と取れる方法はたくさんあるんですよ。
腱鞘炎じゃないか?
と感じたら、まずは自分で対策をしてみて。
全然治らない、または悪化していると感じたら、早めに病院で見てもらうのがいい、ということですね。
パソコン腱鞘炎の治療法まとめ
仕事でパソコンを使っていたら、手首や指が痛くなってきた。
そんなパソコン腱鞘炎になると、なかなか厄介です。
何せ、一番の治療法が、安静にしていることなので。
パソコンを利用してやる仕事なら、手が使えないと仕事ができなくなります。
だから安静にするというのは難しい。
それでも、けんしょうえん対策・対処方法はいくつかあります。
- 正しい姿勢でマウスやキーボードを使う
- 周辺機器やマウスパッドを手首の負担を軽減してくれるアイテムに変える
- パソコンデスクや椅子を取り替えて、身体に負担をかける猫背を矯正する
などですね。
あとは、ストレッチやツボ押しとかも効果があります。
でも、そういった対処方法では効果を感じられないとか。
そもそも民間療法で治るのか?
不安な方は、お早めに病院を受診されてください。
整形外科へ行って、とりあえず医師に診てもらえば、良い解決策を教えてもらえる場合もあります。
専門医の指示に従ったほうが、自分であれこれ対処するよりも確実でしょうし。
あなたの状況に合わせて、これらの方法を利用して下さい。
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