「引っ越し祝いを頂いたら、こちらからもお返しはした方がいいのかな?」
日本では、プレゼントを貰ったらお返しをするのがマナー、とされていますよね。
お歳暮やお中元なら一般的だから、どんなお返しをすればいいのかもわかるけれど。
引越し祝いをもらう機会ってそんなにないから、頂いた後にどうするか、迷うこともあると思います。
今回は、引っ越し祝いのお返しが必要かどうかと、お返しを渡す場合に最適なプレゼントの内容をご紹介していきます。
引っ越し祝いにお返しは必要?金額相場や渡すタイミングについて
そもそも、引っ越し祝いをもらったら、お返しは必要になるのか?
実は、引っ越し祝いの返礼にも、一般的なマナーというものがあります。
それはどういうものかと言うと…
頂いた品物の1/3~半額の金額のものを贈り物にすること。
高価なものをもらったら、お返しをすることを心がけておくと良いですね。
一応マナーなので、何もしないのは失礼にあたるかもしれませんから。
でも、ちょっとしたギフトセットを引っ越し祝いに貰ったとしたら。
たとえば、タオルや入浴剤のセットとか、洗剤や日用品などであれば、お返しは不要です。
1000円の品物をもらったとしたら、マナーとしては300円~500円の謝礼をするのが一般的なマナーですが。
この金額になると、渡すにしても品物が限られてきますからね。
高すぎるお返しをすると、逆に失礼になってしまうこともありますし。
もしかしたら、「お祝いは不要です」っていう意思表示に取られる可能性もあります。
だから、引っ越し祝いにお返しが不必要な場合もある、ってことですね。
でも、その場合は新居へご招待してもてなすという方法もあります。
- 高価な引越し祝いを頂いたら、基本的にはお返しをする。
- ちょっとしたものであれば、お返しは不要。
- お返しの代わりに、新居へご招待するのもあり。
この3点を覚えておけば、「引っ越し祝いのお返し」のマナーは完璧です。
なお、もし「気は遣わなくて大丈夫だよ」と言って受け取ってもらえなかった場合。
「では奥様にどうぞ」
「家族みなさんでどうぞ」
などと言って、無理矢理にでも渡せばOKです。
この後のお勧めプレゼントで紹介しますが、お菓子などの消え物であれば、比較的誰にでも受け取ってもらいやすいですよ。
引越し祝い・新築祝いのお返しに人気の品物は?おすすめギフト5選!
では、引越し祝いの贈り物としては、何を渡すのがベストなのか?
ランキング形式で紹介していくと、こうなります。
1位.お菓子の詰め合わせ
食べ物系は特にオススメですが、誰でも好き嫌いがあるものなので。
そういう好みをあまり心配する必要のないお菓子・スイーツが贈り物として最適です。
お子さんや家族みんなで食べられますし。
それに、安価でお洒落なパッケージのものから、有名店の高級ギフトまで価格帯にも幅がありますからね。
引越し祝いの予算の目安としては、恐らく1000円~3000円程度になるでしょう。
頂いた品物の1/3~半額の金額のものを送るのがマナーですから。
どの予算金額でも購入できるお菓子セットは、お返しのプレゼントとしても優れているわけですね。
ちなみに、いただきものとほぼ同額のものや、それ以上の額の品を贈ると「突き返す」という失礼な意味になります。
だから、価格帯のマナーはしっかり守ってくださいね。
2位.果物詰め合わせ・ジュースのセットなど
お菓子のほか、果物や飲料系のものも、お返しには良いです。
ただ、やや高めの予算金額になるので、そこは注意が必要になるかも。
好きではあっても、嫌いな人はあまりいない品物なので、おすすめできます。
何と言っても、定番の商品ですしね。
3位.タオルセット
引越し祝いの定番として知られるタオルセットですが、お返しの贈り物にしてもOKです。
もちろん、頂いたものがタオルなら、NGですよ。
戴いた物と一緒の品物は贈ったりしないこと。
でもそうでなければ、何枚あっても困らないタオルは喜ばれやすいアイテムと言えます。
4位.入浴剤のセット
ご家庭で手軽に癒しのひと時を楽しめる、入浴剤の詰め合わせ。
お風呂関係の消耗品は実用的なので、誰に贈っても重宝されます。
色々な種類があるから、選ぶ楽しみもありますしね。
5位.カタログギフト
相手の好みが分からないとか、色々考えるのが面倒くさい!という場合は。
カタログギフトをプレゼントに選ぶのもアリです。
相手の好きなものを自由に選べるので嬉しいものですし、贈る側としても失敗することがないから気軽に送れるというメリットがあります。
ちなみにですが、現金や商品券・図書券などの金券は、お返しの贈り物としてはNGになります。
それから、直接プレゼントを渡す代わりに、友人を新居へご招待してもてなすのもあり。
みんなを新居に呼んで、わいわいやるだけなので、堅苦しいことは必要ありません。
パーティーを開催する、くらいの気持ちで呼べばいいでしょう。
それがお礼代わりになります。
引っ越し祝い内祝い(お返し)のマナーとお礼状 友人・身内・職場で対応はどう変わる?
引っ越し祝い内祝い(お返し)は、職場の上司・同僚・後輩や、ご近所の方の場合は必要になります。
しかし、家族・身内の場合は、お返しは考えなくても大丈夫。
ほかの機会、たとえば誕生日やクリスマスプレゼントをちょっと豪華にするとか、そういった気遣いで十分でしょう。
あとは、一人暮らしを始める際に、友人や親戚からお祝いを貰った場合も、返礼は不要です。
初めて一人暮らしをする場合、何かと入り用になるからと、好意でプレゼントしてくれたわけなので。
無理にお返しを用意すると、かえって相手に気を遣わせることになるかもしれません。
だから、そのような場合はお返しを考えなくてOKです。
ただ、その場合でもお礼状くらいは送った方が良いかもですね。
友人などメールアドレスがわかっているなら、手紙を使わなくてもメールで十分です。
引越し祝いへのお礼状の文面(文例)はこんな感じ↓
(挨拶)
生活に必要なものだったのでありがたいです。早速使わせてもらうね。
(頂いた品物への感想)
今は新しい家具家電を揃えるためにちょっとバタバタしてるけど。
(近況を伝える)
よかったら今度、遊びに来てよ。落ち着いたら誘うね!
(新居へのご招待)
それじゃまたね。
(締めの挨拶)
それともし、お返しの品物をあげるなら。
渡すタイミングとしては、引越しが落ち着いてから3週間以内を目安としてください。
まぁ、あくまでも目安なので、厳密に守る必要はありません。
あなたの都合が良い日に、渡すのが一番です。
あんまり遅くなってもあれなので、引越し後にある程度落ち着いたら「引越し祝いありがとう!」と言って、サッと渡すのが正解です。
引越し祝いのお返しのマナーと言っても、予算相場以外は特に厳格な決まりごとはありません。
お返しと言っても、何をどのように渡すのか、そもそも渡したほうがいいのか?ってこともあなた次第。
あなたが思うように行動すればいいと思いますよ。
引っ越し祝いのお返しまとめ
引っ越し祝いのお返しで、最も重要なマナーは、頂いた品物の1/3~半額の金額のものを贈り物にすること。
ちょっとしたお祝いのプレゼントであれば、お返しは不要です。
また、直接品物をわたす以外に、新居に招いておもてなしをするという方法もあります。
あるいは、引越し祝いへのお礼状を出すとかね。
それと、自分と相手との関係で、贈り物のお返しは不要になることもあるので、その辺は引っ越し祝いを貰ったときによく確認しておいて下さい。
次はこちらの記事をどうぞ。
お礼の贈り物として喜ばれるお菓子・スイーツランキング&お礼メール・手紙の書き方と文例
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