一本持っておくと、何かと便利な瞬間接着剤のアロンアルファ。
あっという間にくっついてくれるので、ちょっとしたことから、日曜大工など大きなものを作るときにも大活躍してくれます。
けれど、その便利さの分、失敗してしまうのが怖い。
手や指に一度くっつくと、強力だから剥がすのが大変です。
でも、安心してください。
実は、適切な対処をすれば、あっさりと取れるんです。
それこそ、悩んでいたのがバカらしくなるくらいに。
アロンアルファがどこにくっついたかで、対処法も変わってきますが。
すぐに用意できるアイテムを使えば、簡単に取れますよ。
具体的なやり方は、これから解説していきますので参考にしてください。
アロンアルファの取り方 手や指編
瞬間接着剤を使うとき、一番付きそうになるのはどこか？
と言えば。
そう、手や指なんです。
ついうっかりして、作業中に付いてしまうこともあるでしょう。
じゃあ、そうなったとき、どんな対応をすればいいのか？
まず一番重要なことは、焦ったり慌てたりしないこと。
冷静に対処すれば、何とでもなりますからね。
無理に剥がそうとすれば、怪我にもつながります。
指同士がひっついたり、手に何かがくっついたとしても、ちゃんとはがせますのでご安心ください。
お湯につける
アロンアルファが付いた手や指を、40℃くらいのお湯につけて、しばらく揉みほぐしてください。
ゆっくり剥がせば、痛い思いをすることなく、剥がすことができます。
これならお湯さえ用意すればいいので、簡単ですね。
実は、瞬間接着剤がついても、そのうち自然に取れるんです。
しばらく我慢すれば、表面の細胞と一緒に剥がれ落ちてくれるので。
そう考えれば、そう焦る必要もないってことがわかるのではないでしょうか？
専用のはがし液「アロンアルフアはがし隊」を使う
アロンアルファには、専用のリムーバーが用意されています。
使い方は実に簡単。
「アロンアルフアはがし隊」を指につけて揉むだけ。
一番強力なものもこれで落とせるので。
手や指に付けてしまう恐れがあるのなら、それですぐに解決したいと思うなら、あらかじめ用意しておくのも良いと思います。
除光液を使う
女性の方なら、マニキュアを取るときに利用する「除光液」はお持ちだと思います。
この除光液に含まれる「アセトン」という成分が接着剤を溶かしてくれます。
専用のはがし液を買うのが勿体無い、と感じるなら、こういう普段使ってるものを利用するのが便利です。
アロンアルファの落とし方 衣類編
服に付いてしまったときは、クリーニング屋に任せるのが一番です。
衣類に瞬間接着剤が付いて、完全に固まってしまった場合、素人が取り除くのは大変なので。
クリーニング屋を利用する場合、事前にアロンアルファが付いて取れないこと、キレイに取り除けるかどうかも確認しておけば安心です。
除光液を使う
衣類に付着してすぐの場合であれば、上記でも挙げた除光液で落とすことができます。
具体的な手順としては、
- アロンアルファが付着した部分にガーゼを敷く
- 除光液を染み込ませたガーゼでトントンと叩く
ガーゼで挟んで、取れるまでトントンと叩き続けるわけですね。
なお、ガーゼが汚れてきたら、適度に交換してください。
これが一番、お手軽にできる方法になります。
アセトンを使う
瞬間接着剤が少量付着したくらいなら、自分で取り除くことも選択肢に入ってきます。
除光液にも含まれている「アセトン」の原料をそのまま使うわけですね。
ちなみに、ホームセンターや塗料店に売っています。
ただ・・・強い引火性と高い揮発性を持っていて危険性が高いので、使うときは十分に注意してください。
具体的には、マスクと手袋を装備して。
絶対に換気をしっかりとしておくこと。
その上で、アロンアルファが取れるまで、ガーゼでトントンと叩いてあげてください。
アイロンを使う
アイロンの熱でアロンアルファを溶かす方法になります。
具体的には、
- アロンアルファが付着した部分にガーゼを敷く
- アロンアルファが付着した部分にクッキングペーパーをかぶせる
ガーゼとクッキングペーパーで挟んで、取れるまで作業を続けます。
なお、クッキングペーパーが汚れてきたら、適度に交換してください。
簡単にできる方法にもかかわらず、目立たなくなるくらいに取れますよ。
アロンアルファの落とし方 家具編
家具に付いた場合は、簡単にとれます。
机とか椅子とか、ソファとかね。
やり方としては２種類あるので、お好きな方を利用してください。
専用のはがし液「アロンアルフアはがし隊」を使う
手や指に付いたときと同じく、「アロンアルファはがし隊」を利用します。
使い方は簡単。
アロンアルファが付いた部分に塗って、３分ほど待ってから布（ガーゼなど）で拭き取るだけ。
なお、一度で取れない場合でも、何度か繰り返せばキレイに取り除くことができます。
注意点としては、アロンアルファを拭き取るとき、家具の塗装まで一緒に取れてしまう可能性があること。
それを避けたい場合は、事前に目立たない場所でテストをしてみてください。
それで駄目なら、この方法は避けて、次のやり方を試してみるのが良いです。
サンドペーパー（紙やすり）を使う
机や椅子などであれば、直接サンドペーパー（紙やすり）で削り取ってしまうことが可能です。
ほかの方法よりも乱暴なやり方にはなりますが、確実性も高いです。
なぜサンドペーパーを使うのかと言うと。
状況に合わせて、目の粗さを選べるから。
Amazonや楽天市場などのネット通販で容易に手に入りますしね。
ちなみに、番号の大きい方が目が細かい、ということになります。
「サンドペーパーのおすすめの使い方」としては。
200番～400番台で削り取って、600番～1200番台で仕上げるというもの。
要は、目の粗い方から目の細かい方へと使っていくわけですね。
家具が傷ついてもいいのなら、カッターナイフで一気に削り取ってしまうという方法もあり。
ただし、このやり方だと傷跡が残ると思っておいてください。
アロンアルファの取り方まとめ
以上、瞬間接着剤の「アロンアルファ」の剥がし方について詳しく説明してきました。
手や指に始まって、衣類や家具など。
これらの方法を使えば、瞬間接着剤がどこに付いても、安全に、そしてキレイに落とすことができます。
事前に知っておけば、瞬間接着剤を使うのをためらわずに済みますね。
いざというときの対処法として、覚えておくと便利ですよ。
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