明日、大事な用事があるから。
仕事に差し支えるから、短期間――できれば1日で治したい。
風邪にかかると、このように感じることって多いと思います。
ゆっくり休んでも問題ないとしても、時間がもったいないから風邪を早く治したい!
と考えるものだし。
それに、症状が長引くと喉の痛み・ひどい咳が出てきたり、鼻が詰まったりして辛いですからね。
そこで今回は、風邪に効く対策・効果的な対処法をお伝えします。
風邪を早く治す方法!たった1日で治すために必要なことまとめ
風邪を治す方法は、薬を飲む以外に何があるんだろう?
と検索されてこちらのブログにたどり着いた方もいらっしゃる思いますが。
風邪薬を飲んでも、実は早く治ったりはしません。
なぜなら、風邪薬を飲んでも「辛さを和らげる」効果しかないから。
風邪薬に入っている成分を知ってますか?
主に咳止めや解熱剤、抗炎症剤といった成分で構成されています。
つまり、一時的に症状を抑えてはくれるけど、早く治す成分が入っているわけではないということ。
じゃあ、風邪を早く治す――たった1日で治すために必要なことは何か?
答えは…
免疫力を上げることです。
で、身体のなかから風邪のウィルスを自力で倒す。
そうすることで風邪が治るわけですね。
免疫力を上げるためには、
- 水分補給
- 栄養価の高い食事
- 長時間の睡眠
の3つが必要になります。
風邪だ!と気づいた瞬間から、これらの3点を意識してみてください。
水分補給
脱水症状にならないように水分をこまめに取る。
これが非常に重要になります。
ただ注意点として、身体を冷やさないために、冷たすぎる飲み物は口にしないこと。
利尿作用が高いお茶は避けて、保水効果のあるスポーツドリンクか普通の飲料水を飲むのがいいですね。
特に夏場は、ちょくちょく水分をとらないと身体にも悪いので。
汗を掻いたまま水分補給を怠ると、体力が低下するし、汗で身体が冷えます。
その結果、簡単に夏風邪になったりするので注意して下さい。
栄養価の高い食事
消化の良い炭水化物――主にお粥・卵粥ですね。
それと、鶏肉ささみなどのタンパク質。
これらの栄養素を取って下さい。
ただし、栄養を取るのがいいからと、満腹になるまでは食べたりしないこと。
なぜなら、風邪をひいてると胃腸が弱くなるから。
消化には凄くエネルギーが必要なんです。
風邪のウィルスと全力で戦ってるのに、消化吸収するためにも力を割かないといけないとなれば、エネルギーが足りなくなる。
風邪の治りを早くしたいなら、食べ過ぎたりはしないでくださいね。
胃腸に優しいものを、エネルギー補給のために必要な分だけ食べる。
それが一番良い方法と言えます。
お粥+野菜スープなどスープ系のもの
このようなメニューの軽い食事をすると。
でももし、食欲が湧かないのなら…
食欲を増進するものもあわせて食べて下さい。
代表格は梅干しです。
味覚を刺激し、唾液を出させたり、食欲を出させる効果があるので。
ちなみにですが。
普通に食事をする以外に、ビタミンCを取ることも風邪対策になります。
インフルエンザとかノロウィルス対策にもなるので、コンビニでビタミンCのサプリメントを買ってくるのもいいでしょう。
長時間の睡眠
睡眠は、風邪を治すために必要になります。
体力や免疫力を高めて、風邪ウィルスと戦うための貴重な時間になるわけですね。
できれば、1日中寝ていた方がいいくらいです。
なお、寝ている間は、風邪ウィルスを身体から追い出すために体温が高くなり、汗も掻きます。
寝起きの水分補給も大事になってくるので、できれば枕元には飲み物を用意しておきたいところです。
それから、身体を温めておくことも重要なポイント。
体温を上げると免疫力も上がるので。
体温を上げるのは身体が勝手にやってくれるので、意識的にやるべきなのは、身体を冷やさないことです。
そのために、冷えすぎた飲み物は飲まないとか、暑いからと言って冷房なんて入れないこと。
むしろストーブや暖房を付けてもいいくらいです。
まぁ、部屋を暖めすぎると逆に身体に悪くなることもあるので、ほどほどに。
湯たんぽや電気あんかを使ったり、カイロを貼ったりするのがおすすめですね。
定期的に水分補給して、栄養のある食事と、睡眠を取ること。
それが風邪に対する一番の対策になります。
これを1日中やっていれば、体内の解毒が早くなります。
特に、高熱が出れば1日~2日以内で治る可能性も高い。
また、風邪だとわかったら安静にしているのが一番だということで、家で寝ているだけという方が非常に多いですが。
病院に行って診察を受け、処方してもらった薬をしっかり飲んで休んでいたほうが、早く完治しやすいです。
実際、病院に行ったほうが結果的に早く治った!という体験談はよく聞きますし。
どうしても早く直したい、という方は、朝イチで医者に診てもらうのもいいかもしれません。
即効性のある風邪の喉の痛みの治し方とは?ゆっくり休む以外にできる方法
風邪にかかったとき、かなり厄介なのが喉の痛み。
高熱は何とか我慢できるけど、息をするだけで、唾を飲み込むだけでも喉が痛い!
というのは本当に辛いものですよね。
そこで、喉の痛みだけでも何とかできないか?
ってことを調査して、自分で風邪を引いたときに試してみました。
世の中には色々な方法があるので、色々試してみたんですが、特に効果があったのはコレです↓
■マスクを付ける
自分の吐いた息で、喉が保湿されます。
マスクを濡らして、それをつけたまま寝るのも喉に良いですよ。
■こまめにうがいをする
のどにいる細菌やウィルスを殺菌するのも効果があります。
うがい薬を使うか、殺菌作用のある緑茶を利用してください。
■のど飴をなめる
あんまり効かない、効きにくいのど飴はホントに沢山ありますが。
僕の経験上、こののど飴だけは別格です。
これ舐めてるだけでも、喉の痛みは相当楽になりますよ。
■喉を温める+乾燥を防ぐ
それから、ウィルスや細菌の繁殖を妨げ、腫れや痛みを和らげるために、喉を温めたり保湿することも喉の痛みを治す方法になります。
まぁ、即効性はないので実際に効いたかどうかはよくわかりませんでしたが。
理論的には、体温が上がれば免疫力が上がるのは確かだし。
乾燥すると菌が繁殖しやすくなるというのは証明された事実なので。
首元を温めるのと、加湿器を使って乾燥を防ぐことはしておいた方がいいかも。
大した手間でもないし、心なし楽になる気がします。
なお、加湿器がなければ枕元に濡れタオルを置いておくだけもOK。
これらの方法を実践するだけでも、喉の痛みはかなり楽になります。
喉が痛くて寝られないとか、あんまりにも辛すぎるという場合は試してみて下さい。
風邪の治りかけに強まる咳と痰と鼻水への対処法
それから、注意すべきなのは風邪が治りかけている時期。
咳が出たり、痰がからんだりしやすくなります。
これが意外と辛いものなんですよね。
風邪の終わりかけのタイミングでは、咳が発生しやすくなるとはいえ、早めにどうにかしたいもの。
なので、ここでは風邪の治りかけの時期にやるべき対策をお伝えします。
まず大前提として。
完全に風邪が治るまでは無理をしないこと。
もう治りかけだから大丈夫、などと安心して外出したり仕事を頑張ったりすると…
風邪がぶり返しどころか、さらに悪化する可能性があります。
すると、どうなるか?
気管支炎や肺炎にまで発展することもあります。
そんなことになったら、後悔してもしきれませんよね。
後1~2日間で完治するはずだったのに、無理したばかりに入院することになった、なんてことになったら。
なので、最後まで気を抜かずにいてください。
でも、やること自体は、風邪を治すための対策方法と一緒です。
つまり、風邪は寝て治すのが一番だということ。
水分補給と栄養を取ることを忘れずに、ゆっくりと身体を休めると。
それと、長風呂はしてはいけない、ということも覚えておいて下さい。
風邪をひいたら入浴はNGだと思い込んでいる方も多いですが、実はお風呂に入ること自体は問題ありません。
特に、風邪を治すために身体を温めると、ガンガン汗を掻くものですからね。
お風呂に入らないと、身体が気持ち悪いと思います。
ただし、身体を温めすぎないことには気を付けること。
身体を温めるのが良い、というのは風邪を治すための鉄則なので、お風呂の温度も高くしたり、頑張って長風呂をしようとする方もいますが。
これは逆効果になります。
それは何故かというと、お風呂に入るという行為は体力を使うものだから。
つまり、身体が弱っているときに湯船につかる時間が長いと、大きな負担になるわけです。
それが悪影響を及ぼすので、お風呂に入るにしても短時間で済ませるようにして下さい。
この「風邪を治すための基本」を実践した上で、咳の痛みや痰や鼻水に個別に対処するとしたら。
咳にはのど飴や蜂蜜など、喉に良いものを食べたり飲んだりするのが良いです。
それで喉の痛みはある程度緩和させることができます。
ただ、かなり咳が出るのは、喉の粘膜を修復しようとしているためなので、仕方がないこととも言えます。
なので、治りかけてるんだと考えて、気にしすぎないようにするのが一番良い対応と言えるでしょう。
それから、痰の色も変化してきます。
風邪のひき始めは透明もしくは少し黄みがかった色だったのが。
治りかけてくると、黄色みが増して粘着度が高くなります。
ウイルスなどの死骸などが痰に混ざるから。
なので、鼻水も同じく、黄色っぽくなっていきます。
長くても2~3日でおさまるので、それまでは安静にしているのが一番だということですね。
手っ取り早いのは、辛い鼻水に効く風邪薬を飲むこと。
漢方薬を利用するのもありですね。
風邪をこじらせて長引く原因は?こんな症状が出たら迷わず病院に行くべし
上記の方法を忠実に実践していれば。
つまり、安静にしていれば風邪も普通に治りますが。
風邪のときに無理をすると、症状が悪化する場合があります。
風邪を引いているにも関わらず、仕事を頑張ったりすると風邪をこじらせることがあるんです。
それと気をつけるべきなのは、風邪が治りかけている時期ですね。
ウイルスや細菌がまだ完全に体内から消えていないのに、もう大丈夫だと安心して、仕事に行ったり遊んだりすると…
その場合でもこじらせてしまう場合があります。
風邪がぶり返したり、最悪の場合は別の病気を発症することもあります。
一番多いのは肺炎、それから喘息。
実はほかにも、風邪が悪化することでかかる病気は多いんです。
- 気管支炎
- 副鼻腔炎
- 髄膜炎
などなど。
もし、風邪がなかなか治らない…とか。
下記のような症状が出てきたら、風邪が悪化している可能性が高いので、速やかに病院へ行って下さい。
自分で動けない場合は、救急車を呼ぶこと。
- 風邪が1週間以上治らない
- 高熱が続く
- 咳が多くなり、治る気配がない
- 黄色や黄緑色の膿のような痰が出る
- しばらく風邪が続いた後、身体の特定の部分が痛むようになった
10日以上、1ヶ月以上風邪が治らないときは、迷わず病院で診てもらって下さい。
風邪なら内科、もしくは耳鼻咽喉科です。
ほかの症状があるなら、それにあわせて何科にするか決めて下さい。
わからなければ受付で聞けばOKです。
風邪をすぐに治す方法まとめ
風邪を治すための基本は、
- 水分補給
- 栄養価の高い食事
- 長時間の睡眠
の3つ。
あとは身体を温めることも心がけて、1日静養していればだいぶ良くなります。
特に、熱にはウィルスを倒す効能があるので、高熱が出たら水分補給と胃に優しい食事を取って、寝てるのが一番です。
そうすれば、たった1日で治すこともできるでしょう。
もちろん個人差があるので、100%というわけにはいきませんが、短時間で治せるのは間違いありません。
逆に、薬で熱を下げると、解熱剤の効果で体温が下がるので、短期間で治したい方は薬の使いどころはよく考えて下さい。
ただもちろん、効果がないわけではないので、うまく使い分けるのが良さそうです。
風邪薬の副作用で眠くなるので、寝すぎて眠れないときとかに使うと良いかも。
少なくとも、常備薬として常に用意しておきたいところではありますね。
市販薬のほか、病院で処方される薬は効果も強いことが多いので、医師に診てもらったら積極的に使いたいものですし。
バファリンやルルアタック、パブロンゴールドといった市販薬のほかにも、漢方薬のひとつである葛根湯などを使うのもありです。
そのほか、辛い喉の痛みを早めに治す方法と、風邪をこじらせて長引く原因についてもお伝えしました。
風邪になった際に利用して下さい。
なお、風邪の予防法についてはこちらで解説しています。
今度から予防できるよう、こちらの記事も読んでみて下さい。
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風邪をひきやすい人の予防対策&体質改善案 これで病気をもらわないようにしよう!
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