地震大国と言われるほど、地震の多い日本。
揺れることがあんまりにも多いので、地震が起きても特に気にせず過ごしている方も多いですね。
地震が来たから避難するのではなく、地震が来たらからTwitterで実況する…
っていうのが「日本人の当たり前」です。
日本にいる外国人が、それを見て「oh!ジャパニーズクレイジー!」と叫んだそうですよ。
地面が揺れるのが当たり前になりすぎて、「怖い」よりも「ネタとして美味しい!」と思うものなんでしょうね。
でも、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の例があるように。
ごくたまに、大きな被害が発生することもあります。
福島第一原子力発電所が事故って、原発事故で散々騒がれたじゃないですか。
そういう事例もあるので、いざという時に備えて、地震対策はしっかりやっておきたいもの。
では、地震防災対策として、どんな下準備をしておけばいいのか?
ということを、今回は詳しくお伝えしていきます。
地震防災対策でできることは?個人や家庭ですべき災害対策
今大きな地震が来て、停電や断水が起こったら、あなたはどうしますか?
ちゃんと水や食料の備蓄はしていますか?
そのうちやろうと思っていて、いつまでも先延ばしにしていたら…
いつか後悔するときが来るかもしれません。
だからそろそろ、先延ばしにするのは止めて。
地震災害に備えて、しっかり準備しておいてはいかがでしょうか?
じゃあ、地震対策としてどんな支度をしておけばいいのか?
まずやるべきことは3つあります。
- 避難場所及び家族との連絡手段の確認
- 食料や飲料水、非常時用の防災グッズを揃える
- 本当に大事なものは、家ではなく銀行の貸し金庫に預ける
この3つをキチンと行っていれば、万が一のときでも安心して行動できます。
では、それぞれ詳しく解説していきますね。
避難場所及び家族との連絡手段の確認
家にいるときに地震が起こったら、どこに避難すればいいかわかりますか?
避難ルートは?
また、家族との連絡手段も確保しておきたいですね。
いざというとき、(自宅以外では)どこで落ち合うのか?ということも決めておけば、震災時にバラバラだったとしても、家族と無事に会うことができます。
食料や飲料水、非常時用の防災グッズを揃える
大きな地震が起きて、停電や断水が起こったら。
で、お店まで閉まったら、お金があっても何もできません。
なので、あらかじめ飲料水・生活用水と数日分の食料は用意しておく必要があります。
非常食もある程度は必要になる、ということですね。
レトルト食品や缶詰なども、いくらかは備蓄しておきたいところです。
本当に大事なものは、家ではなく銀行の貸し金庫に預ける
もし、震災時に家が倒壊したらどうしますか?
そんなことになったら、家にあったものが紛失する可能性もあるし。
震災時には盗難も発生する可能性があります。
だから、本当に大事なものだけは、家ではなく安全な場所――たとえば銀行の貸し金庫などに預けておくのが良いでしょう。
震災特例法に、支店名と預金者の名前だけで預金を引き出せる、という制度もありますし。
いざというときは、通帳や印鑑を持ってなくてもお金を引き出せるので、個人情報を記載したメモも一緒に保管しておくと良いですよ。
地震対策で必要な防災用品とは?今すぐ手元に揃えておくべき持ち物一覧
地震対策に備えておくべきもの――非常持ち出し品として用意するべきものは色々とあります。
具体的には、
- 飲料水1人1日3リットル目安で3日分以上
- 非常食3日分以上(レトルト食品、インスタント食品、缶詰など)
- 医薬品
- 着替え
- 防寒具
- 雨具
- 懐中電灯、ろうそく、マッチ
- 携帯ラジオ
- 寝袋
- 食器類
- 貴重品(現金、預貯金通帳、印鑑、身分証明書、各種カードなど)
といった感じ。
この辺のものは、しっかり準備しておくこと。
貴重品だけは、銀行の貸し金庫に預けるとか。
家で保管するなら、小型の防火金庫に入れておきたいところです。
なお、自分で用意するのが面倒くさいと感じるなら、こういった防災用品を購入するのも手です↓
細かいことを言えば、まだまだ他にも用意するべきアイテムはありますが…
最低限、上記のものくらいは揃えて、リュックや旅行用カバンにひとまとめにしておいてください。
そうすれば、いざという時にカバンを引っ掴んで逃げられますからね。
家具や家電の転倒防止に使えるグッズは?本棚や食器棚には要注意!
大きな地震が起こった時に怖いことは何かと言うと、家具や家電が倒れてくることです。
重いタンスが倒れてきたり、本棚が倒れて、バラバラになった本の山が降り掛かってきたり。
電気が上から落ちてきたりとか。
その結果、身動きが取れなくなったり、怪我や骨折までしてしまうことがあるんです。
それだけならまだマシですが、身動きが取れないで逃げ遅れたら、今度は家屋が崩れてくるとか…
そうしたら命の危機ですよね。
そんな事態になることを避けるためにも、ぜひ地震対策は行なって下さい。
家具を固定するにはどうしたら…
と考えてすぐに思いつくのは、防振対策をすることです。
つまり、地震の振動や衝撃が家具・家電に伝わるのを防ぐわけですね。
家具の下に敷く「防振パッド」といったアイテムを使えばすぐに対処できますし。
100均一などでもよく見かけるので、手軽にできることがメリットと言えます。
でも実は、この防振パッドは、そこまで効果が高くありません。
縦揺れには耐えられても、横揺れには耐えられないので、結局倒れてしまうんです。
お金をケチって、その結果期待していた効果を発揮しないのなら、意味がないですよね。
なので、手軽にできるからと言って簡単な対策で済ませるのではなく。
いざというときのために、しっかりと対策をしていただければと思います。
そうすれば後々、「あの時対策しておいて良かった~」と考えられるときが来るかもしれませんし。
では、家具や家電の転倒防止として、具体的にはどのような施策をすればいいのか?
一番簡単なのは、壁にネジで留めてしまうこと。
これから家を建てるなら、家具を作り付けにするというのもいいですね。
ただやっぱり、それは難易度が高いです。
マンション住まいだと、取れない方法ですからね。
効果があって、なおかつ手軽にできる方法と言えば――
つっぱり棒を利用することです。
家具転倒防止伸縮棒という名前でも売られていたりするので。
Amazonや楽天市場などのネット通販ショップで検索するときには、ちょっと気をつけてみて下さい。
まぁ、「突っ張り棒」というキーワードだけでも十分だとは思いますが。
で、突っ張り棒を使えないところは、家具転倒防止金具とか家具転倒防止板といったアイテムで補強する。
地震のとき、家具が倒れてくる対策としては、この方法がベストと言えそうです。
地震対策まとめ
地震対策に必要なことは、
- 避難ルートを確認しておくこと
- 防災用品を揃えておくこと
- 家具や家電の転倒防止を施しておくこと
の3つになります。
防災グッズは、ひとまとめで売られていますし、転倒防止用のアイテムも色々とあるので。
実際に腰を据えて準備し始めてみると、わずか1日で済みます。
なので、後でやろうやろうと思って先延ばしにしているなら、次の休みにサクッと終わらせてしまうことをお勧めしておきます。
実際に始めてみれば、意外と簡単なことがわかると思います。
こういった事前の備えをしっかりやっておけば、万が一が起こった時、落ち着いて行動できますよ。
防災対策を考えているなら、こちらも一緒に行なって下さい。
ほとんど重複していますが、少し違うところもあります。
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